針葉樹の薪生産販売の記事が大きく記載されました♪

1月7日の北日本新聞に、大きく記載されました♪
「針葉樹、焚いても大丈夫?」
長い間、「薪ストーブにはナラ、クヌギなどの広葉樹」という通説が、薪ストーブユーザーや業界では一般的でした。
もちろんナラやクヌギなどの広葉樹は、密度が大きい為火持ちが良く、使いやすい薪と言えます。
では針葉樹は?本当に俗に言われる様にヤニが多くて煙突が詰まる、火力が強すぎてストーブを傷めるのでしょうか。
私たちはこの真偽を確かめる為、一年間乾燥した針葉樹の薪のみを焚いた家庭の薪ストーブや煙突の状態を調査しました。また、燃焼テストやストーブ各部の温度テストも行いました。その結果、煙突内に付着したススは広葉樹の場合と比べ同量かやや少なめでした。また広葉樹との焚き比べでは、温度差もほぼ無いという結果になりました。従ってススの多さや温度の上がり具合において、針葉樹は全く問題がないという事が分かったのです。

良い薪のポイントは、風通しの良い場所で良く乾燥させる事。
針葉樹は密度が小さいので、条件が良ければ約半年で十分乾燥します。
針葉樹を薪として利活用する事は日本の山にとって大変重要な事です。
戦後、植林により針葉樹の森へと生まれ変わった日本の山は、自然の雑木林と違い、定期的な間伐が必要です。
しかし本来建材としての需要を期待された針葉樹は、安い輸入建材に押され、すっかり需要が無くなってしまいました。間伐された木は放置され、そのまま朽ちてしまうため森林全体にとっても良くありません。
また間伐せずに放っておかれた森林は災害にも弱く、動植物の多様性の貧しい森林となってしまいます。
針葉樹の間伐材を薪として使うことは、そうした森林の環境を良くする事につながります。
ぜひ、積極的に針葉樹の薪を使っていきたいですね。